FX ファンダメンタルズ分析編 テクニカル分析はいらない?

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前回はテクニカル分析を駆使してのエントリーポイントなどについて説明しましたが、今回はファンダメンタルズの抑えておきたい基本的な内容について記事にしていきたいと思います。

果たして、ファンダメンタルズ分析は美味しいのか?

テクニカル分析の重要性は前回までの記事でお分かり頂けたかと思いますが、以前に『分析方法はテクニカル分析とファンダメンタルズ分析がある』とお話したことがあると思います。

今回はファンダメンタルズ分析に特化した内容でお話ししていこうかと思うのですが、気になるポイントは『果たしてファンダメンタルズ分析が美味しいのかどうか?』

ということだと思います。

はい。

正直言って美味しいです。

なぜかというと、ファンダメンタルズ分析に関してはテクニカル分析と違い、その国を大きく揺るがしかねない事件やニュース要人の発言や国の政策の方向性などに目を向けてトレードをしているので為替変動の幅がかなり大きいからです。

なぜ通貨が買われたり売られたりするのか?

もっと掘り下げていくとなぜ通貨の価値が毎日、変動するのか?

この辺りをよく考えて頂きたいのですが、FXはその国が保有している通貨を売買することによって上がった、下がったで利益が出てくるものです。

要はその国の通貨を買う、もしくは売るという行為自体が、その国の信用を売買しているようなものです。

例えば新しい大統領が就任したとして、政策の方針や方向性、言動などに好感が持たれたような場合は『その国の未来が明るいのではないか?』

ということになり、その国の通貨が買われたりするのです。

逆に、その国にとってあまりよろしくない政策方針や言動などが出てしまったりすると『おいおい、この国はこんな大統領をトップに据えておいて大丈夫なのか?もしかしたら今後、この国にとってよくない経済状況になってしまうのではないか?』

などと考えられてしまい、通貨は売られやすくなってしまいます。

一言で言ってしまうと、その国の信用や経済状況が毎日変わることによって、為替変動が起こるということを覚えていて頂ければと思います。

先程、例に挙げた大統領就任の際(大統領選挙時から就任まで)の例を、2017年の2月にアメリカ大統領に就任したドナルド・トランプ氏の実例を挙げて説明をしていきたいと思います。

その際のチャートはこのようなものでした。

当選の可能性が出てきた際には『トランプショック』という言葉が囁かれる程、アメリカ国民にも、そして世界中にもあまり好感されていなかったこともあり、一気にドル安方向に振れたのですが、11月の本戦で勝った直後の勝利演説で、立派な演説をされたのが好感されたのをきっかけに約3か月程で1800pips(18円)もドル高、円安方向に為替が変動しました。

スピーチ内容を全て載せるには長いので掻い摘んで説明しますと

  • 今後、様々な困難にも直面するだろうが、その仕事をやりきる
  • 政治の基盤はアメリカへの完全なる忠誠心
  • 世界の国々と有効な関係を築くが、全ての国が自国の利益を最優先することを理解し、そうする。
  • 雇用を取り戻し、国境を回復し、富を取り戻し、そして夢を取り戻す
  • テロに対し、世界と結束し根絶をさせる

などの発言から『トランプ最高、アメリカ最高』となり、その期待感からドル高が進んでいったのです。

ファンダメンタルズを取り入れるという選択肢

以前にもお話したことがあるかと思いますが、ファンダメンタルズ分析だけで利益を上げていくのは難しいですし、デイトレードやスイングトレードのように毎日、もしくは毎週、毎月、トレードチャンスが訪れる訳ではありません。

先程の大統領選挙を例に挙げて理由を説明するのであれば大統領選挙は頻繁に行われるわけではないからです(任期は4年、中間選挙が2年に1回)

ファンダメンタルズ分析でまず重要なことはそのニュースが為替を大きく動かすものであるかどうかの見極めが出来るか否かです。

多摩川の河川敷でアザラシが発見されました!

あの大物芸能人が電撃入籍!

このようなニュースでは残念ながら為替は動きません…笑

まずはニュースや新聞を見ている際に、『このニュースは経済に影響を及ぼすから為替が変動するのではないか?』といった視点で見て頂けたら少しづつ分かってくる部分が出てくるのではないかと思います。

ファンダメンタルズは先程のチャートを見て頂いてわかるように一度で爆発的な利益を得られる魅力があります。

デイトレードで1回30pipsの利益をしっかりと得る。

スイングトレードで1回50pipsの利益をしっかりと得る。

などの事がテクニカル分析を駆使して、しっかりと出来るようになったのであればファンダメンタルズを取り入れて時には爆発的な利益を狙ってみても良いのかもしれえません。

ただ、あくまでもファンダメンタルズだけに頼らずに、テクニカル分析もしっかりと怠らずに継続していって下さいね。

予想はよそう、ファンダメンタルズは後出しでOK!

ファンダメンタルズ分析を取り入れる上で、大事なことがもう一つあります。

それはいつ・どこで・どんなことが発表、発言されるのかを前もって調べておくことです。

『そんなのどうやって調べればいいの?』

と思われる方もいらっしゃるでしょう。

『経済指標カレンダー』と検索をしてみて下さい。

そうすると、いつ・どこで・どのようなことが発表される、もしくは誰々の演説や発言があるということが一目でわかるようになっています。

アメリカの雇用統計というものを例で挙げると、雇用統計とは月に一回発表される指標なのですが、世界中のトレーダー達が注目している大きな指標の一つであり、その名の通りアメリカの雇用の状況が前月に比べてどうだったのか?

ということや平均時給は上がったのか?

失業率は改善されたのだろうか?

といった内容が発表される指標であり、アメリカ経済の現状や行く末を占うようなものの一つになります。

ちなみに前回の発表よりも数値が良い場合は(改善されている場合も含む)発表直後にドル高に振れることが多いです。

ここで気を付けてほしいことがあるのですが、経済指標カレンダーを見て『お!雇用統計の予想が前回よりもかなり良くなっているな。どうせ発表直後にドル高になるだろうから発表直前にドルを買っておくか!』

やめてください。

予想はあくまで予想ですし、経済指標の数値に関してはその国の政府が前もってこの数値で発表すると公言しているものではなく、何人ものアナリスト達が『今回はこれくらいの数値だろう』と予想したものを平均化したものになりますので100%予想があたるというわけではもちろんありません。

じゃあどうしたらいいのか?

簡単です。

その発表の内容や、その際のお偉いさんのコメントがいつもに比べて強気だったりしたら売買すればいいのです。

ただしこればっかりは過去の発言の内容や数値、変動幅などを検証した上でないと手は出さない方が賢明です。

世の中には高値掴みといった言葉や安値掴みといった言葉があります。

要は一番高いところで買ってしまった、一番安いところで売ってしまった。

となってしまうケースが多いためです。

一番、簡単なのは経済指標カレンダーでその日にどのような内容の発表があるのかを把握したら、その時間はトレードはしないことです。

触らぬ神に祟りなしとは、よく言ったものでそこで無理にエントリーをしなかったからといって損失が出る訳ではないので、やらないという選択も大事になってくるかと思います。

いかがでしたでしょうか?

ファンダメンタルズ分析は時に爆発的な利益をもたらしてくれる反面、事前準備をしないで行き当たりばったりのトレードをしてしまうと一度で大きな損失を出してしまう可能性も含んでいます。

ですので闇雲にてを出さずに、これもテクニカル分析と同様に、しっかりと検証を行ってから取り入れるようにして頂けたらと思います。

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