投資と投機はどう違うのか?ハイリスクハイリターンはどっち?

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世の中には『投資』という言葉と『投機』という言葉がありますが、みなさんはこの言葉の意味をどう捉えておられるでしょうか?

今回は投資と投機の違いや、具体的な投資や投機の案件についてお話てしていこうと思います。

投資と投機、言葉の意味はどう違うのか?

ここで皆さんに質問してみたいと思います。

『貯蓄が500万円あるからそのうちの10%にあたる50万円を利回り5%の案件に回してコツコツ増やしていこう』

『貯蓄が500万円あるからその全額を、利回り100%の案件に回してどんどん資金を増やしていくぞ!そしたら年間で500万円の利益が出るから安泰だ!』

上の2つでどちらが投資でどちらが投機にあたると思われますか?

漠然な例えなので、少々わかり辛いかと思いますが、1つ目が投資にあたり、2つ目が投機にあたります。

まず、貯蓄額に対して運用に回す比率リターンの利回りに違いがあるのですが、基本的には運用に回す金額は貯蓄額の10%ないし20%程度から始めてみるのが無難です。

ある程度、運用をしてみて、慣れや安定したリターンが確保できているという実績がない場合には貯蓄額に対しての運用比率を増やすことはやめた方が良いです。

要は、『この案件に関してはある程度の実績も積めてきているし、年間通してこれだけのリターンが確保できているので貯蓄額に対しての運用比率をあげてみよう』とステップを踏んでいかなければならないということです。

貯金を全額突っ込んで、イチかバチか0になるか倍になるかのような投機をしてしまうことは正直ただのギャンブルにしか過ぎないので、投資=自分の資産を育てていくもの、投機=ただのギャンブルだという認識を持って頂ければ良いかと思います。

それと注意事項として、どんなに優れた案件に投資をしようと自分自身がその商品になんの知識も持っていなければそれはただの投機に過ぎません。

『知人から良い案件があるから一緒にやってみないか?』

と言われてもまずは、その案件を自分自身で調査してみて知識を得てから話に乗るようにしてくださいね。

具体的な例を出しての投資商品と投機商品の違いについて

以前にもどこかの記事でお話したことがあるかと思いますが、基本的に利回りの高い商品に関してはリスクが高いです。

逆に、安全に運用でき、安定した配当が期待できる商品に関しては利回りが低いものが多いです。

国債の例からお話ししていきましょう。

まず、国債とは国が発行しているものであり、なにかしらの理由で資金を調達するために個人投資家などに出資を依頼するようなものという認識で捉えて頂くと良いでしょう。

なにかしらの理由とは財政的な理由からインフラ整備まで幅広い内容になるので全てを把握するのは難しいですが、基本的に発行しているその国の財政状況などによって利回りが変わってきます。

海外の投資家の間でも比較的安心と言われている日本国債の10年利回りは0.007(2019年1月19日現在)とかなり低く設定されています。

要するに、国債を発行しての資金調達が急務ではないと考えられているためです。

『財政的にも特に問題なく国家を運用できているので、資金調達も急務でないので出資してくれた方へのリターンは少ないですよ』ということですね。

高利回りが期待できる国債として人気のある商品で、トルコリラ建て国債というものがありますが、こちらの利回りは税引前23%、税引後で16.8%とかなりの高利回りが期待できます。

しかし、トルコのお国事情は正直あまり好ましくありません。

以前の『FXでのスワップ生活は現実的なのか』という記事でも少し触れたので抜粋しますと、トルコのお隣はシリアやイラクといった国にあたり、政府軍と反政府軍による内戦が盛んに行われていたり、シリアのアサド政権への不信感から国民がデモ運動を起こし、それに対して治安部隊が発砲するといったような事件が頻繁に起こっています。

お隣の国でこのような事が日常的に行われていたら、いつ飛び火してきてもおかしくはないと考えますし、身の危険すら感じると思います。

それに加えて、トルコのエルドアン大統領の独裁的な政治にも問題があったりと、なにかと不安や心配の尽きない国がこのトルコにあたります。

このように財政状況や国の安全に対して懸念する材料があると、国債の利回りは必然的に高くなります。

安全ではない=配当を多くしないと出資が集まらないからです。

次に投資用不動産の例でお話ししていきます。

東京都の割とメジャーな駅から徒歩10分圏内にある築浅のワンルームマンションで価格が2000万円弱、利回りが5%

Y県の割と利用者数の少ない駅から徒歩20分程度の場所にある築40年のワンルームマンションで価格が300万円、利回りが30%

今回の例でいうと、東京都の物件に関しては割とメジャーな駅から徒歩10分圏内とアクセスに関してはなんの問題もありませんし、築浅ということで若い方も好んで住みたいと思うような物件ですよね。

しかしY県の物件に関しては、利用者数も割と少ないことに加えて、徒歩でも最寄り駅まで20分、築年数も40年と理想的であるとはとても言い難いです。

価格が300万円と非常に手を出しやすく、利回りも30%であるというところに魅力を感じてしまい容易に手を出してしまうと痛い目に遭うことはことは目に見えています。

それはなぜか?

価格が300万円で利回りが30%ということは毎月の家賃が83000円で計算されていることになりますが、利用者数の多くない土地で駅から徒歩20分、築年数が40年の物件にあなたなら住みたいと思いますか?

少なくとも投資額を回収するのに3年間、入居者が付いていなければなりません。

しかし、入居者が全く付かずに物件を所有し続けていても、固定資産税などの税金は掛かってしまいますし、年月が経っていく中で修繕の必要なところが出てきてしまう可能性も否めません。

そうなってしまうと、投資額の回収はおろか、無駄な費用まで更に支払わなくてはなってしまい投資額の回収が日に日に難しくなってしまいます。

このように高利回りは非常に魅力的ではありますが、その分、克服しなくてはならないハードルやリスクが高くなってしまうのでリターンが(利回り)高くなるのだと認識して頂ければ良いかと思います。

利回りが高いものほどハイリスクハイリターンで投機的な商品だと考えるようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?

この世の中に、安心かつ安全に高利回りが期待できる商品など存在しません。

利回りが大きくなればなるほどに、リスクは高くなり投資額の回収すらままならないような投資案件がゴロゴロしています。

『それでも私はこの商品を買うんだ!』

という方に関して、私は引き留めはしませんが、少なからず、汗水垂らして蓄えてきたお金がこの案件に投資たとしたらどうなるのかということだけはしっかりと考えたうえで、投資や投機に踏み切って欲しいと思います。

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