2018年度の通貨ペア変動幅(ボラティリティー)ランキング

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今回は主要通貨+人気がある新興国通貨の2018年度、変動幅ランキングと題しまして、どのような要因で為替変動が起こったのかなどを解説しながらランキング形式で発表していきたいと思います。

2018年度の為替変動要因を振り返る

振り返ってみると2018年度は年初から波乱含みの相場でした。

2月5日にはダウ平均株価が歴史的大暴落をしたことにより投資家心理が悪化し、為替にも影響を及ぼしましたね。(過去最大級の暴落)

こういったネガティブな状況になると投資家は持っていたポジションを解消したり、日本円への投資にシフトする傾向にあるので、円高に大きく傾く傾向にあります。

2018年2月、米長期金利(米10年物国債利回り)の上昇、またVIX(恐怖指数)上昇が引き金となって、主要な米株価指数が軒並み大幅下落しました。

そのなかでも、特に大きく取り上げられたのが、前取引日比終値が1,175.21ドル安となった、NYダウ(ダウ工業株30種平均)でした。
これはNYダウ史上で最も大きな下落幅であり、世界中のメディアはこぞって「史上最大の下落が起きた」と報じました。

要因はこれだけではないのですが、『売りが売りを呼ぶ』とはこのことで投資家心理が悪化した結果、過去最大級の暴落の3日後に歴史上2番目の暴落が起こる波乱含みの相場になりました。

イギリスポンドはEU離脱のネタに一喜一憂する相場が続き、ニュースで乱高下する場面が多く、ユーロはECBによる金利の引き締めに向かうのかどうか、トルコリラに関してはシリア問題やエルドアン大統領の政策や手腕に対してのニュースが為替変動を引き起こす大きな要因であったと思われます。

変動幅(ボラティリティー)ランキング発表!

それでは実際に変動幅(ボラティリティー)の発表に移りたいと思います。

今回の対象通貨ペアは、

・ドル円

・ユーロドル

・ユーロ円

・ポンド円

・ポンドドル

・トルコリラ円

・オーストラリアドル円

以上の7通貨ペアになります。

赤の縦線が1年間の幅で、上下の赤線が最高値と最安値になります。

第7位…ドル円の9875pips

2018年もドル円のボラティリティは少なかったですね。

上値は115円の壁を超えられず、やはり大きなポジティブサプライズ的な要因がないと超えられないのかといった感じです。

米中貿易摩擦や北朝鮮のミサイル問題、ロシアゲート問題など、様々な問題に直面しましたが大きな下落もなく、やはりアメリカ経済は絶好調なのだと再認識させられる一年でした。

第6位…オージードル円の1042pips

なにかと中国の経済状況などに左右されてしまうオーストラリアではありますが、1月に付けた高値を超えられず下落基調の一年といった様子でした。

資源国通貨の宿命ではあるのですが、他国の経済状況などに大きく影響を受けてしまうため世界情勢が概ね良好な際には上昇基調、あまり好ましくない時には下落基調になってしまうのですね。

第5位…ユーロ円の1285pips

2018年のユーロはECBの出口戦略を伺いながらというような一年でした。

資産購入額を減らしながらユーロ圏経済の好調さをアピールする半面で、後半にはイギリスのEU離脱問題などに振り回される格好となりました。

第4位…ユーロドルの0.13281ドル

基本的にはユーロ円と同じようなコメントになってしますので割愛させていただきますが、対ドルということでやはり経済が好調なドルを相手にしてしまうと下落基調になってしまった一年ということなのでしょうか。

第3位…ポンド円の1717pips

EU離脱問題に大いに揺れた一年でした。

メイ首相の発言に一喜一憂し、年初は非常にポジティブに見られていたEU離脱問題も雲行きが怪しくなっていき…。

イギリスに関してはこのEU離脱問題が全てだったといっても過言ではない一年でした。

第2位…トルコリラ円の1497pips

トルコリラのような通貨で年間、1497pipsも変動してしまったというのは、はっきりいって異常です。

年初に1トルコリラ30円を付けていましたが、8月にはその半分の1トルコリラ15円まで下落してしまいました。

1ドル110円のドル円が55円くらいまで下落してしまっているようなものなので、その異常さがおわかりになることでしょう。

トルコに関してはエルドアン政権に対する問題からデモ運動に発展したり、お隣の国、シリアなどの内戦問題などに引き続き脅かされた一年でした。

第1位…ポンドドルの0.18926ドル

年初からEU離脱に関して楽観的な見方が広がり、グイグイ値を切り上げていったポンドですが、それも長くは続かず、4月に付けた1.43751を最後に年末には1.24825と約1900pipsも下落してしまうことになりました。

要はEU離脱懸念で揺れるイギリスポンドと経済的に好調なアメリカドルが比較されてしまう格好となってしまったわけです。

いかがでしたでしょうか?

やはりランキング第1位はイギリスポンド絡みの通貨でしたね。

このような結果にも表れているように、イギリスポンド絡みの通貨を取引する際には、十分な資金と資産管理が重要になってきますので、根拠もなく、レバレッジを大きくかけたトレードは控えた方が無難かと思われます。

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